お久しぶりです!
タコ料理長です。
さて、本日は「コラトゥーラ」と「ナンプラー」の違いについて
更には、「コラトゥーラ」と「瀬戸内コラトゥーラ」の違いについて書かせていただきます!
皆さん、気になったことはありませんでしたか??
スーパーでもナンプラーはよく見かけるけれど、コラトゥーラを取り扱っているお店は少ないこと。
し・か・も!
コラトゥーラってナンプラーよりもお値段も高いですよね…。
さらに瀬戸内コラトゥーラに関しては残念ながらネットショップでしか購入できません…
ナンプラーもコラトゥーラも何となく似てるし、手軽に手に入ってお値段も安いナンプラーでも代用できるんなら
…ナンプラーでもよくない??
そう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな疑問をお持ちの方に、この記事を書いてみました!
確かに、コラトゥーラはお値段もそこそこしますし、手に入れにくい!
というウィークポイントがございます…。
ですが、せっかくこの記事にたどり着いたお客様には、コラトゥーラについて、また私達が手掛ける瀬戸内コラトゥーラの素晴らしさをより良くご理解して頂いて、購入につながったら嬉しいな、という強い願いがございます。
もちろん、手軽に手に入るナンプラーも良いけれど、コラトゥーラにもこんなに魅力があるんだよ!!ってことが伝わりますように☆
それでは早速参りましょう!!
そもそも、「コラトゥーラ」って?
コラトゥーラとは、イタリアで作られている魚醤のこと。
魚醤とは、魚介類を塩に漬けこみ、魚介類に含まれる酵素や微生物によって発酵したものから出た液体のことなのです!!
コラトゥーラとは、元々はイタリアの中でも小さな漁師町「チェターラ」という街でしか作られていない、貴重な調味料でした。
カタクチイワシを塩で漬け込んだもので、物凄く生臭い強烈な臭いを放っています。
ただ、イワシのうま味が十分に出ているため、料理にコクをプラスするには最適の調味料です。
また、コラトゥーラは「非常に塩辛い」という特徴があります。
通常の醤油の塩分濃度は「13%程度」ですが、コラトゥーラの塩分濃度は「25%程度」あると言われています。
つまり、普通の醤油のように使ってしまうとかなり味付けが濃くなってしまいます。
コラトゥーラを料理に使う時は、量に気を付けながら使わなければいけません。
また、強烈な臭いをしていますが、加熱することで香りは幾分か軽減されるので、加熱して使うと食べやすいでしょう。
そもそも、「ナンプラー」って?
コラトゥーラと同じく、カタクチイワシを漬け込んで作る調味料と言えば、タイのナンプラーが有名です。
ナンプラーはタイ語で「ナム(水)」と「プラー(魚)」からきています。
ナンプラーに赤唐辛子を漬け込んだプリックナンプラーもあり、料理に使うと旨味とコクが増します。
タイでは日本の醤油のようにいろいろな種類の商品が販売されています。
もともとはタイに住む中国人が、タイ人向けに魚醤を作ったのがナンプラーの始まり。
タイでナンプラーが一般的な調味料となったのは20世紀の初め頃で、比較的新しい調味料なんですね。
ナンプラーはカタクチイワシなどの魚介類を塩に漬けて作りますが、原料として使われる魚介類に決まりはなく、いろいろな種類の魚が利用されており、原料の魚介類によって風味も変わります。
魚介類を塩に漬けると数日で水分が出てきて、2週間ほど経つと液体がオレンジ色に変化します。
この状態で約1~2年発酵・熟成させて完成するのがナンプラーなのです。
コラトゥーラとナンプラーってどう違うの??
結論から言うと、ナンプラーとコラトゥーラにそこまで大きな違いはありません。
コラトゥーラもナンプラーも同じ魚醤の一種になります。
魚醤とは、魚介類を塩に漬けこみ、魚介類に含まれる酵素や微生物によって発酵したものから出た液体のこと。
魚介類に含まれているタンパク質が分解されてできたアミノ酸を豊富に含み、塩味とともにうま味のある調味料です。
殆ど同じ工程で作られているので、どちらも強烈な臭いと「うまみ」を存分に秘めた調味料なのです。
「コラトゥーラ」と「瀬戸内コラトゥーラ」って何が違うの?
そんなチェターラだけで作られていたコラトゥーラを「日本の材料でも再現できないのか!?」、ということで長年の試行錯誤の末にできたのが、私達が作る「瀬戸内コラトゥーラ」なのです!!
瀬戸内コラトゥーラには、山口県佐賀漁港で10月末から12月末のクリスマスの頃までに水揚げされた新鮮で上質のカタクチイワシのみを使用しております。 皮が薄くて骨が柔らかい白口イワシという最高級の品種です。
宇佐川が自ら水揚げしたカタクチイワシを、丁寧に下処理し、その日のうちに酒粕と塩に漬け込むので、鮮度が他の魚醤と比べ物にならないくらい良いのです!
また、カタクチイワシを塩だけでなく酒粕を使って発酵熟成させているので、魚醤独特の臭みがなく、カタクチイワシの芳ばしい香りと濃厚な旨味があります。
ちなみに、うま味成分であるアミノ酸の含有量に関しては南イタリアのコラトゥーラ63%に対して、瀬戸内コラトゥーラ92.66%︎と本家を凌駕しちゃってます!
なので、チェターラで作られたコラトゥーラと比べると、魚介の臭みがかなり軽減され、日本人の舌にむけて、酒粕も加えて発酵させたことで、食べやすくマイルドな仕様にしたのが、「瀬戸内コラトゥーラ」って感じですね!
瀬戸内コラトゥーラと相性の良いお料理って?
さて、ではこの瀬戸内コラトゥーラ、どんなお料理に合うのでしょう? 何にでも合います! シンプルに素材の味を楽しみたかったら、まずは卵かけご飯にお使い下さい。 ひとたらしで、醤油だけでは味わえない幸せが手に入ります。 お野菜とも相性が良いので、茹でたジャガイモも良いですね。
また、普段のお味噌汁やメイン料理の隠し味としても大活躍しますよ!
お店の味を家で再現したい時、良い所までいってるのに何かが足りない……とか、お店みたいなスープやお味噌汁の味は家では出せないと思っていませんか?
市販で安く手軽に使えるものだけでは引き出せない素材のうま味を、瀬戸内コラトゥーラが上手に引き出してくれますよ。
もちろん、お店のプロの方々にもご愛用いただいております。
そのジャンルの高級食材を使った懐石料理店、スペイン料理店やフレンチ……どこの国のお料理にも合うって事ですね。
ホームページにも瀬戸内コラトゥーラを使ったお料理写真が多数掲載されていますので、ぜひご参考になさって下さい!
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